口感(kǒu gǎn)
意味:食感、口当たり
口感にはけっこう幅広い意味があり、翻訳が難しい言葉だと感じる。
食感であれば、口に入れた時のサクッとかモチッのような感触になるが、例えば「口感浓郁」の場合、味の領域まで表現しているため「食感」ではおかしく、「濃厚な口当たり」などとすることになる。
ところで「口当たり」とは何だろうか?恥ずかしながら、私は日本語でも具体的にどういう意味なのかよく分かっていなかった。少なくとも日常生活で「口当たりがいいね」などとは言ったことがない。口当たりと食感と味は一体何が違うのだろうか?
口当たりとは、デジタル大辞泉によると「飲食物を口に入れた時の感じ」のことらしい。何だか分かるような分からないような曖昧な説明だが、要するに口に入れた瞬間の感覚が「口当たり」で、噛んだときの感覚が「食感」、舌で味わった時の感覚が「味」ということになるだろうか。
ここまで細かく分析してみたが、「口当たり」という言葉を使う人は絶対ここまで考えていないだろう……かく言う私も、よく分かっていないくせに何度も「口当たり」という言葉に頼ってきた。
結局のところ、「口感」のような意味がふわっとした言葉にはふわっとした日本語をあてがっておくのが得策かもしれない。
例: 这道菜的口感非常好。
(この料理は食感がとてもいい)
野菜がシャキッと、しかし火はしっかり通った絶妙な状態で仕上がっている中華の炒め料理を想像する。
火加減こそがレストランと素人の自炊料理を分ける要素なのかな、なんて思ったり。
例:这种巧克力口感浓郁,入口即化。
(このチョコレートは濃厚な口当たりで、口に入れるとすぐに溶けてしまう)
例:面包的口感松软。
(パンの食感はふんわり柔らかい)

口感(kǒu gǎn)