黄雀在后(huáng què zài hòu)
意味:這い寄る危機、漁夫の利
故事成語で、螳螂捕蝉,黄雀在后(tángláng bǔ chán,huángquè zài hòu)という言葉の一部。
この言葉の由来は以下。
ある日、荘子が栗林を散歩していると、蝉が木の上で鳴いていました。その蝉の後ろには、蝉を捕まえようとする螳螂(カマキリ)がいます。しかし、その螳螂の後ろには、さらに螳螂を狙う黄雀(こうじゃく、日本語では「マヒワ」/スズメ科の鳥)がいました。
この様子を見た荘子は、「目の前の利益に夢中になっていると、背後にある危険に気づかない」という教訓を得ます。
また、春秋時代の呉王が楚国を攻めようとした際、家臣の少年がこの寓話を使って諫め、呉王は攻撃を思いとどまったというエピソードも有名です。
参考:https://baike.baidu.com/item/%E8%9E%B3%E8%9E%82%E6%8D%95%E8%9D%89%EF%BC%8C%E9%BB%84%E9%9B%80%E5%9C%A8%E5%90%8E/1097559
この成語は「目先の利益にとらわれていると、思わぬところから危険や損失がやってくる」という警告を含んでいる。
「後ろに控える者が最後に利益を得る」といった意味合いで、漁夫の利と状況は同じだが、視点が違うように思う。漁夫の利は利益を横取りする第三者の目線だが、黄雀在后は敵が背後にいる、つまり利益を横取りされる側の視点である。文脈によってこうした視点の違いは影響しないこともあるし、無視できない差になることもあるので、翻訳する際には注意が必要だと思う。
例:他们正斗得不可开交,没想到黄雀在后,最后的胜利者竟然是旁观者。
(彼らは激しく争っていたが、思いがけないことに、最後に勝ったのは傍観者だった)
例:在商场竞争中,千万别只盯着对手,有时黄雀在后,真正的威胁来自第三方。
(ビジネスの競争では、相手だけを見ていてはいけない。真の脅威は第三者から来ることもあるからだ)

黄雀在后(huáng què zài hòu)